ニュージーランドの緊急電話のお話

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ニュージーランドの緊急電話のお話

ニュージーランドの医療システムはかなり日本とは違うので、長期滞在、長期留学する人はその辺も十分に理解しておきましょう。

今日は、たまたま救急車で運ばれた学生に一晩同行したので、緊急病院のお話をしますね。

 

<オークランドの場合>

まず、緊急病院も幾つかあるので、そのタイプと場所を覚えておきましょう。緊急病院は予約は必要ありませんので、そのまま訪問してもかまいません。IDなども特に必要ありませんが、住所や電話番号などの詳細が聞かれます。

 

1)時間外対応の病院

普通のGP(一般医)は大体17:00位に終わりますが、これらの時間外対応の病院は20:00か22:00位まで開いています。

 

2)24時間オープンの緊急病院

Whitecrossや、Accident&Medicalなどの病院がこれにあたり、365日24時間開いていますが、非常に少なく4〜5病院ほどです。

国立病院のAuckland hospitalなども緊急対応OKですがオークランドでは3病院しかありません。

必ずお近くの病院を把握しておきましょう。

 

3)救急車で運ばれる時の病院

救急車で運ばれる重症の場合は、オークランドではだいたい以下の3つの国立病院のいずれかになると思います。

 

Auckland Hospital 

Northshore Hospital

Middlemore Hospital

 

「ニュージーランドの救急車」

救急車は電話111で呼びます。警察か消防か救急車かを聞かれますので、救急車と指定をし、場所や名前、症状を明確に伝えましょう。救急車と言えども、そこはNZ、到着までかなり時間がかかる場合があります。

因みにニュージーランドの救急車はすべて非営利団体のSt Johnsという所が運営しています。
そのため利用料は有料です。忘れた頃に請求書がやってきます。
かなり高額です、、、。特に留学生は高いです、、。

因みに、弊社の学生が使用した時は約900ドル位の請求が来ました。
もちろん、保険請求すれば戻ってきますので保険は必ず必要ですね。

 

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さて、昨夜は腹痛で深夜にオークランドホスピタルに行った時のお話です。
因みに病院には自分で行くよりも、救急車で行ったほうが優先的に受付られます。
もちろん、不正利用はだめですよ。

今回の学生も、パーティー会場で腹痛+倒れたので周りの人が直ぐに救急車を呼んでくれました。
救急車が来るまでの待ち時間はたぶん40分-50分くらい?
気分が悪くても、お腹が痛くても気長に待ちましょう。NZだからね。

病院に着くと、まずは書類にいろいろと記入します。
自分の住所や生年月日、連絡先などを記入します。
その時に、自分のホームステイの住所が分かりません、、、、はダメです。
エージェントの連絡先などもちゃんと記入出来るようにしておきましょう。

その後、診察を始める為にいろいろと状況を聞かれます。
きちんと英語で状況と、何処が痛いとか、悪いとかを的確に説明しましょう。
持病や過去の病歴、服薬している薬、アレルギーなどがあれば、それも説明しましょう。

 

その内容によって検査内容は変わると思いますが、昨夜は

心電図(救急車の中)

血圧や脈拍などの基礎データと問診

血液検査

尿検査

レントゲン

点滴や痛み止め

 

これを医師が内容を決め、順次行います。

しかし、緊急病院のため、凄く混んでおり時間がかかります。

時間は全部終了するまでに早くて5時間〜8時間くらいは軽く覚悟しておいて下さいね。

症状によっては、すごーく待たされて、やっと先生が来たと思ったら5分の問診で終了という事もあります。

 

緊急病院のため、常に血を流した人が入ってきたり、警察が入ってきたり、げろげろしている人とか、酔っぱらいとか、結構賑やかです。ちなみに、コーヒーとかは常に飲めますし、お腹がすいたらサンドイッチなんかも看護婦さんがくれます。

 

昨日は、深夜0:30位に到着し、終了は朝の7:30です。
最初は土曜日だったけど、最初は比較的空いていましたが、深夜2時くらいになると結構混み合ってきました。

 

さて、全てが終わって、お会計。

はい、留学生の人は約1000ドルです。

これ、普通です。

クレジットカードも必須ですね。

必ず旅行保険の加入が必要です。

 

 

追伸

*深夜は売店が閉まっていますので注意。

*病院内は無料WIFIが使えます。

*病院の敷地内に有料駐車場があります。

 

以上、ニュージーランドの緊急病院体験でした。