日本の大学へ帰国生受験をする方
帰国生が受験できる入試のかたち
大きく分けて留学生が受験できる試験は、帰国生入試、総合型選抜(旧AO入試)、一般入試があります。
ほとんどの留学生は帰国生入試試験をメインに受験しますが、スケジュールが合えば総合型選抜も合わせて受験する学生もいます。
また、数は少ないですが日本の学生さんと同じ様に1月以降の一般入試を受験する方もいます。
帰国生入試 | 総合型選抜(旧AO) | 一般入試 | |
留学経験 | 要 | 不要 | 不要 |
選考形式 | 成績などの書類・筆記試験・面接 | 筆記試験 | |
受験科目 | 数科目、小論文など | 私立は3教科ほど、国公立はセンター試験 | |
試験時期 | 9月以降に私立、11月以降に国公立 | 9月以降順次 | 1月以降〜 |
GMARCHの入試制度サンプル例
こちらの表は帰国生を対象とした入試の一覧となります。各大学によって呼び方が違い、受験科目内容も違いますので十分に事前調査が必要です。
入試制度 | 学部 | |
学習院大学 | 外国高等学校出身者入試 海外帰国生徒入試 | 法学部 経済学部 文学部 理工学部 |
明治大学 | 海外就学者特別入試 | 法学部 |
青山学院大学 | 海外就学経験者入試 | 法学部 国際政治経済学部 文学部 理工学部 |
立教大学 | 帰国生入試 | 経済学部 |
中央大学 | 海外帰国生等特別入試 | 経済学部 |
法政大学 | 帰国生のための入試 | 経営学部 文学部 |
帰国生入試の受験スケジュール
表は例年のスケジュールです。学部や学科によって願書締め切りや受験日は異なりますので、それぞれの大学のHPや入試課まで直接お問い合わせください。
概して、早稲田大学などは願書受け付けも早いので、それに合わせた書類準備なども必要です。特に7月にTOEFLなどの試験結果を提出する為には6月までには必ずお手元に準備しておく必要があります。
実際の試験は9月を中心に行われますが、南半球からの参加の場合はYear13の途中になり、受験帰国できるかどうかは学校との話し合いによりますので、早めのスケジュール決定が必要です。
帰国生入試に必要な出願書類と注意点
卒業証明書 | 卒業前に入試を受ける場合は卒業見込み証明書を提出の後、卒業後に卒業証明書の提出 |
成績証明書 | 高校入学から最終学年までの成績証明書(2校以上に渡る場合はそれぞれ提出) |
在籍期間証明書 | 高等学校の在学年数証明書 |
語学試験証明書 | 試験結果を試験センターから大学へ直接郵送を求められる場合も有り |
早期卒業証明書 | 高校を早期卒業する場合に提出 |
推薦状 | 大学によっては指定の書式有り |
在留証明書 | 保護者の海外赴任が理由で留学した場合の証明書(保護者の所属企業が発行) |
志望動機書 | 大学進学の動機を端的に、明確に作成 |
活動内容証明書 | 留学中の課外活動の事実が記載された証明書 |
学校要覧 | 学校の概要やカリキュラムなどが載った資料 |
証明書には学校の押印や校長のサインが必要となります。場合によっては厳封を求められることがありますが、ニュージーランドには厳封の文化はありませんので、学校に個別に依頼する必要があります。
必要な部数を余裕を持って学校に依頼しましょう。学校によっては有料の場合もあります。
上記の表に載っていないものに関しても大学によっては提出を求められることがあります。詳しくは大学のHPや入試課へお問い合わせください。