タカプナグラマースクールでは、Year10(中学3年生に相当)によるデジタル作品のバーチャル展示会を開催(2021年9月11日~18日)しました。
その名も『Locked Down』。
学校のホームページではこの作品展について以下のように紹介しています。
ロックダウンにより学校へ登校できなくなってしまった状況で、生徒たちが制限された環境の中でデジタルかつバーチャルな方法で作品を制作する事を模索しはじめました。
新型コロナウィルスによる新たな環境へと変化する局面において、作品を新しい方法で展示する機会を得ることができました。
↑ページに入ると操作方法を確認できます。
↑展示会場は仮想空間となっており、自由に移動、作品やその情報を閲覧できます。
↑立体作品は360度から作品を見ることができます。
オンラインであればたくさんの人が気軽に作品を見られますね。授業で実際にどのような事に取り組んでいるのかをイメージする手助けにもなると思います。
コロナ渦で困難が多い状況ですが、参加した生徒の皆さんにとっては、そんな制限がある中でも前向きに ‘’何が出来るか‘’ を考え、新しい事を学ぶきっかけになったのではないでしょうか。
尚、今回はYear10の作品展でしたが、ニュージーランドの高校Year11~13では更に科目の専門性が増し、一言にアートと言っても、デジタルアートやデザイン等など様々な科目が選択できます。
提供している科目は学校によって異なりますが、タカプナグラマースクールのYear 13(高校3年生に相当)では、Painting(美術)、Design(デザイン)、Photography(フォトグラフィ)、Art History(美術史)が選択できます。(2021年時点)
このように、クラブ活動だけでなく、授業でも生徒の将来の目標に合わせて専門性の高い多種多様な科目を授業として提供しているのはニュージーランドの高校の一つの特徴ですね。そのため、現地では比較的早い時期(Year 11頃)に、高校卒業後にどのような進路(大学や専門学校への進学、就職等)を目指すのか決めるのが一般的です。
タカプナグラマースクールの学校紹介はこちらからご覧いただけます。
尚、9月22日よりオークランド地域はアラートレベルが3に引き下げられました。レベル3ではソーシャルディスタントを守ったテイクアウトが可能になる等の一部緩和がありますが、原則として学校は継続して閉鎖されます。そのため、学校はこのままタームホリデーに入り、高校生の登校再開は早くてもターム4開始日の10月18日となりそうです。
また、長引くオークランド地域でのロックダウンの影響を考慮して、オークランド地域の学校に通う生徒に対し取得単位について特別処置がとられる事になりました。
詳細は、新型コロナ渦におけるニュージーランド留学の現状にて記載しております。