ニュージーランドで保育士になる
世界各国から注目されるニュージーランド独自の幼児教育方針「テファリキ」を身につけ、現地で保育士として働く道を目指しましょう。ニュージーランドでは、正式な資格と経験がある保育士が不足しておりGreen Listにも保育士は掲載されており、きちんとした資格を取得した後に2年間就労すれば永住権申請も可能になります。日本で大学を卒業している方なら、幼児教育の職歴がなくても保育士になるコースに入学するチャンスがあります。
基本データ | |
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職種名 | Early Childhood Teacher |
コース期間 | 1年〜3年 |
コースレベル | レベル7 〜 |
入学英語力 | IELTS , Academic 7.0(全てのband7.0以上)以上 |
日本の資格の切り替え | 可能性あり |
Green Listの職種 | 掲載あり。Work to Residencyで永住権申請へ |
就学後の就労ビザ (PSWV) | 1-3年間の申請可能 |
就職の可能性 | ★★★★☆ |
年収 | NZ$57000〜NZ$74000 |
保育士資格概要
ニュージーランドで保育士になるには、簡単に言うと、高い英語力+保育士の資格+協会の登録が必要となります。また、実際に仕事として働くにはワークビザの取得も合わせて必要となります。
日本での最終学歴やお持ちの資格によって現地での資格取得までの道のりが大きく変わります。日本で高い資格を持っている方は比較的早く、またそうでない方はNZで一から資格を取得しなくてはなりません。もちろん、いずれも方でもIELTS 7.0以上の高い英語力が必要となり、留学生はまずそこが最初の壁となると思います。今お持ちの基礎英語能力にもよりますが、一般の英語力の方では英語学校で半年〜1年位の英語研修が必要となるのが一般的です。
【英語力】コース入学にIELTS 7.0が必要です。
【NZでの資格】最終的にはEarly Childhood Education Level 7の資格取得が必要です。
【協会への登録】英語力、資格証明以外にも多くの書類提出が必要です。
【ワークビザ】現地のコース卒業後に1年から3年のオープンワークビザが発行されます(就学コースによる)。
おすすめコースと費用例
学校名 | 学位 | PSWV | 就学場所 | 期間 | コース レベル |
費用(年) |
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Auckland University of Technology (AUT) | Bachelor of Education | 3年申請可能 | オークランド | 3年 | Level7 | NZ$33,746 |
Auckland University of Technology (AUT) | Postgraduate Diploma in Teaching and Learning | 1年申請可能 | オークランド | 1年 | Level8 | NZ$34,808 |
University of Waikato | Graduate Diploma of Teaching | 1年申請可能 | ハミルトン | 1年 | Level7 | NZ$37,100 |
University of Canterbury | Graduate Diploma of Teaching | 1年申請可能 | クライストチャーチ | 1年 | Level7 | NZ$31,600 |
ICL Graduate Business School | Graduate Diploma in Teaching | 1年申請可能 | オークランド | 1年 | Level7 | NZ$33,900 |
NZ Tertiary College | Graduate Diploma of Teaching | 1年申請可能 | オークランド・クライストチャーチ | 1.3年 | Level7 | NZ$32,000 |
TOI-OHOMAI Institute of Technology | Master of Teaching (Early Childhood Education) | 3年申請可能 | ロトルア、タウランガ | 1.5年 | Level9 | NZ$38,750 |
よくあるご質問
日本での保育士経験は必要ですか?
コースに就学する場合は日本での保育士の資格も経験も特に必要ありません。学校のコースによってはワークプレイスメント、インターンシップなども組み込まれていますので、コース内で学びながら経験を積む事も出来ます。
日本の短期大学卒業資格でも保育士になれますか。
残念ながら日本の短期大学卒業の資格はニュージーランドでは学士号 Level 7とはみなされませんので、現地の保育士の学士号を取得する必要があります。
日本人で実際に保育士として現地で働かれている方はいますか?
日本人の方をはじめ、アジアからの移住者で保育士として働いている方は多くいます。現地で働く為の資格や英語力はもちろん必要ですが、チャンスをつかむ前向きな行動や気持ちも当然必要となります。
保育士のコースで就学中に家族でニュージーランドに滞在したいのですが、可能ですか?
現地で保育士になるためのlevel7以上のコースで就学する学生さんは、パートナーのワークビザをサポートする事が出来ます。パートナーがワークビザを取得すれば、お子さんは、ワークビザを持つパートナの子供という名目で学生ビザを取得、現地人の待遇で就学が可能です。以下の様になります。
1. あなたが学生ビザを申請、取得する。
2. あなたのパートナーが、学生(あなた)のパートナーとして、就労ビザを申請、取得する。
3. あなたのお子さんが、あなたのパートナー(就労ビザを持っている)の扶養家族として、学生ビザを申請、取得する。
保育士として登録が許可されれば現地で働けますか?
正規の保育士として働くには教職員協会(Teaching Council)への登録が必須ですが、協会で登録が完了=就労ビザ取得とはなりません。資格とビザは全く別物だとお考え下さい。雇用主を見つけ就労ビザを申請するか、コースを終えてポストスタディワークビザ(Post Study Work Viza)などを取得する必要があります。ビザに関しては有資格者のビザアドバイザーをご紹介いたします。
就職後に永住権は申請出来ますか?
永住権申請に進めるGreen Listに保育士は記載されていますので、Work to Residency という方法で永住権申請が可能です。コース修了し、正式にTeaching Councilへ登録してから、2年間仕事をすると申請が可能になります。