ニュージーランド北島の北西部(オークランドから飛行機で約1時間)にあるワンガヌイ(Whanganui)はアートの街としてしられております。
アート系のコースを多く抱えるポリテク系専門学校UCOLは多くのアーティストを輩出し、環境の良さ、家賃の安さからスタジオを構えやすい事もあり、卒業後もワンガヌイに留まるアーティストが多いんだとか。
そんなワンガヌイにある”New Zealand Glassworks”でガラスのペーパーウェイト作りを体験してきました。
1000℃を越すというガラスの溶解炉が燃えさかる工房では、冬だというのに入り口を全開にしていても暑いくらい。
そんな中、まずは色選びです。テーブルの上のプラスチック容器にカラフルな粉々のガラスがたくさん。この中から、自分の好みの色を選びます。
溶けたガラスを扱うため、工房内では安全第一。手袋や服の袖を守る為のプロテクター、保護ゴーグルを身につけ、棹の扱い方から。先端に溶けたガラスの固まりを巻き付け、形成する為の道具ですが、最初はガラスをつけずに棹の動かし方を練習。
そして、ガラスの溶解炉に棹の先端を入れ、溶けたガラスをすくい上げ、くるくる棹を回して形を作りながら、自分の選んだ色を絡めて行きます。
自分で作業をしますが、ベテランのスタッフが、つきっきりで難しい所はさりげなくサポート。なので、初めての人でも綺麗に丸い形のペーパーウェイトに仕上げる事ができます。
丸く形成し終わったガラスはスタッフの指示に従いながら棹から外し、少しバーナーで外した部分の形を整えます。
そして除冷窯で徐々に温度を下げること一晩、翌朝にはオリジナルのペーパーウェイトの完成です。
さて、出来上がったペーパーウェイトがこちら。
正直、思ってた色と違うというのが私の感想。
もっと、青い色の中にほんのすこし、オレンジや黄色がきらきら混じるはずだったのに、青もオレンジも黄色も一緒に混ざってしまって、なんだか暗い色合いになってしまい、がっくし。
いつかまたワンガヌイを訪れる機会があったら、リベンジしたいです。
たまご