ニュージーランドの花火大会 – Guy Fawkes Day

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ニュージーランドの花火大会 – Guy Fawkes Day

ニュージーランドも11月になり少しずつ夏らしくなってきました。
夏と言えば花火ですね。

ニュージーランドの花火は日本と全くシステムが違い、家庭用花火といえど11月5日の決められた日にしか利用できないのです。また、市が行う大規模な花火大会も昔はあったのですが、残念ながら現在はほとんど行われなくなりました。

さて、11月5日はGuy Hawkes Day(ガイフォークスデイ)といって、その日だけが花火をしても良いという日になっています。なんでも1605年から続いているイギリスの習慣のようです。議会爆破と国王暗殺を試みた首謀者(Guy Fawkes)が捕まった日で、国王の無事を祝って始められたようです。ニュージーランドもイギリス連邦国なので、その習慣が今でも継続しているのですね。

その様な理由から、家庭用花火は11月2日から5日までしか販売しておらず、5日に一斉に花火を上げます。その夜はちょっと高台にのぼると、いろいろなところから上がっているのが見られてすごくきれいですよ。まあ家庭用なので大きさはたかがしれているのですが、1年に一度と言うこともあり、子供たちは頑張って夜遅くまで上げています。一斉に上げるのでその騒音でペットが驚いたり、ちょっとした火事なども毎年問題になるのも事実ですが、、。

残念ながら、近年では市が行う花火大会イベントはほとんどの市では行われなくなりました。イギリスの古い習慣のガイフォークスデーが本当に必要?もっとNZ独自の文化に根ざしたイベントがあるのでは?騒音やペットへの影響、火事や事故の増加はどうする?などなどの意見が上がっており、オークランド市は随分前から中止していますし、ウェリントン市は2017年から中止されています。また、クライストチャーチは今年から開催しないと発表しました。唯一、パーマストンノースは今年も開催するようです。

さて、唯一大きな花火が楽しめるのは、オークランドのSky Cityの年末カウントダウン花火でしょうか。
スカイタワーの上からの花火は結構きれいですよ。

個人的には、真夏の大きなイベントとしての花火大会はやっぱりあった方が良いと思いますし、家庭の花火も特定日を作らない方が火事などの事故も少なくなるのでは?と思いますがどうでしょうね?

日本とはちょっと違ったニュージーランドの花火のシステム紹介でした。