ニュージーランドの保育園(Daycare / Childcare Centre)は0歳から入園でき、私達の利用している園では3ヶ月から入園できます。
私の子供は入園時5ヶ月で、離乳食をはじめたころでしたが、その時は園児の中で一番年齢が低かったと思います。空きがあればいつからでも入園でき、時間帯(午前のみ等)や曜日(月水金の週3日のみ等)も選ぶ事ができます。
見学
私達はエリアだけを決めて、いくつか園をピックアップして訪問の予約を取り、実際に子供を連れて見に行きました。
具体的にはインターネットで検索して、園のホームページの問い合わせフォームやメールで見学したい旨を伝えます。園によっては予約をしなくても見せてくれる事があるようです。
政府機関であるEducation Countsのサイトでは保育園をはじめとした学校を検索でき、The Education Review Office (ERO)では各施設の評価レポートを閲覧できます。
私達は保育園選びに関しては特別な希望はなかったのですが、洗練されていたモダンな雰囲気よりも、アットホームで保護者である自分も何となく通いやすいなと思った園を選びました。0歳~2歳の子供達は同じクラスなのですが、まだ歩けない乳児エリアがしっかりと柵で分けられていた事も選んだ理由の一つです。
慣らし保育
書類に記入して出し、無事に申込みが完了したら、実際に通い始める2週間前ほどから慣らし保育をはじめました。特に園の方でルールはないので、自分達から予定を園に相談して日程を決めました。はじめから全ての日時を決めるのではなく、まず初日の時間だけ決め、あとはその日の様子を見ながら帰り際に「次は何日の何時~何時くらいに来て良いですか?」と先生と話して決めました。
初日は一緒に園に行き、実際に過ごす事になるスペースで1時間ほど遊びます。次回は更に長く2時間の滞在で、合間に先生に抱っこしてもらったり一緒に遊んだりしました。様子を見て今度は3時間ほど子供だけで滞在し、その次からは時間を延ばしていきました。
まだ月齢も低かったので特にぐずったりすることもなくスムーズに予定通り登園を開始することができました。
写真は慣らし保育初日の様子です。念のためお気に入りの布絵本を持って行きました。
毎日の先生とのコミュニケーション
連絡ノートにその日の状況を記入し、情報を共有しています。
その日食べたものやお昼寝の時間、何回おむつを替えたか等に加えて、その日何をして遊んだか等を記入してくれます。
写真の日のランチはボロネーゼスパゲティでした◎
持ち物
基本的には2回分の着替えとおむつのみです。
食事(モーニングティ、ランチ、アフタヌーンティの3回)は園で提供されますが、粉ミルクの場合は哺乳瓶と合わせて持参する必要があります。
入園準備は揃える物がたくさんと聞きますが、私が特別に用意したのは保育園用の哺乳瓶一本と帽子くらいです。あとは念のため洋服に名前を書きました。一応哺乳瓶にも名前を書いて渡しましたが、先生が後でテプラでネームラベルを作ってくれました。哺乳瓶は園で洗浄消毒するので、一度持って行ったら置きっぱなしです。
登園したら持ち物を入れたカバンを掛けるところがあるので、そこに置いておくだけでOK
生徒それぞれにロッカーが別にあるようですが、カバンにおむつの補充を入れておけば先生がロッカーに移動してくれます。
オンラインコミュニケーションアプリ
毎日の連絡ノートとは別途オンラインで子供の成長レポートを定期的にアップロードしてくれます。
写真と合わせて、興味をもった事柄や遊び方など先生の視点でコメントを書いてくれます。
ニュージーランドらしい?と思っている事
とってもフレンドリーで楽しい先生達ですが、おおざっぱなところもあります。
・連絡ノートに記入がなく白紙のまま戻って来る(流石に3回連続で書いていないときは園に連絡しました)
・園で着替えた時に着替える前の洋服が行方不明になる(何故か数日後には何事もなかったようにカバンに入っている)
・反対に身に覚えのない靴下がカバンに入っている
・しばらくおむつの補充を忘れていても何も言われない(いつもは足りなくなるとノートに書いて知らせてくれます。誰かのおむつを拝借してしまったのではないかとひやっとします)
少しラフなところもありますが、怪我をした時にはその深刻度にかかわらず電話で状況を知らせてくれ、その後アクシデントレポートとしてその時の状況や対応を文面でも残してくれるので信頼しています。転んで少しおでこにたんこぶができた程度でもしっかりと対応してくれます。
何かを決めつけたりせず、子供一人一人の興味に合わせていろいろな遊具を使って成長する機会をつくってくれますし、先生が撮った写真を見ると家では見せないような表情をしている事もあり、私もとても嬉しく思っています。
子供もたくさんのおもちゃやお友達に囲まれて、思う存分遊べる保育園が大好きです。
ただ、日本のようなお遊戯会は無いので少し憧れるのもまた正直なところです。
※お子様の年齢や園の方針によって保育園の対応や内容は異なります。上記の内容は一つの例としてご参考にしていただければ幸いです。
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