「コロナとの共存」が今後の大きな課題となっているニュージーランド。2022年以降の国境規制緩和の政策に向けて、ニュージーランド航空は国際線における搭乗者へのワクチン義務化を発表しました。このワクチン接種の義務化は2022年2月1日より施行され、ニュージーランド航空の国際線を利用する18歳以上の全ての搭乗者が対象になります。健康上の理由によりワクチンの接種が出来ない搭乗者に対しては、ワクチンを接種できないことを証明する医療機関からの証明書等が必要になります。
ニュージーランド航空CEOのGreg Foran氏は、「ワクチン接種の義務化に対しては反対をする人もいるだろうが、従業員、搭乗者、そしてニュージーランドの幅広いコミュニティーを守るために、私たちは正しいことをする」とコメントしています。
ニュージーランド政府は2021年8月に、2022年以降の段階的な国境規制緩和に関する方針を発表しましたが、その発表時も将来的な渡航者に対してはワクチン接種済みであることが前提となっていました。今後のニュージーランドの国境規制の状況については、まだまだ不透明な部分が多いのが現状ですが、2022年に向けて渡航の際にはワクチン接種済みであることが必須になるのは、間違いなさそうです。
参考記事(ニュージーランド航空サイト):
Air New Zealand to introduce ‘no jab, no fly’ for international travellers