ニュージーランドに医薬品を持ち込む場合、今までは必ず申告しなければなりませんでしたが、2018年9月の入国審査カードの内容変更により、以下の場合は申告無用になりました
① 処方箋や医師からの手紙がある
② 薬がもともとの入れ物に入っている
③ 3ヶ月分以内の処方箋または
④ 1ヶ月分以内の規制医薬品
というのも、税関が入国審査でチェックしたいのは以下の場合のみだからです。
- 3ヶ月分以上の処方箋を持っている
- 規制医薬品を持っている
- 他人の処方箋を持っている
- 絶滅のおそれのある植物や野生動物を含む医薬品を持っている
入国審査カードで薬に関する項目は6番目の赤枠の中。3ヶ月分以上持っていない場合、自分のために持ち込んでいる場合は「いいえ」を選択して大丈夫です。
この変更は9月に制定され、現在はこの新しいバージョンが使われています。これによってよりスムーズで早い入国審査が可能になると期待されています
規制医薬品について
規制医薬品(controlled drugs)は1ヶ月分以上の持ち込みはできません。規制医薬品と分類される物はニュージーランドの法律で決められており、特定の成分が使用されている薬です。詳しくはニュージーランドの厚生省に英語でお問い合わせ下さい。
電話:+64-9-580-9141
メール:medclearance@moh.govt.nz
薬局で買える薬について
薬局で買えるような薬は“over the counter medicines” と呼ばれています。頭痛薬などもそれに含まれます。それらは、個人的な使用目的であれば処方箋無しで持ち込みができます。サプリメントや漢方も同様です。ただ、日本では規制されていない医薬品だとしても、ニュージーランドでは規制医薬品に含まれる場合もあります。ご心配であれば厚生省に事前にご相談下さい。
参考資料: