ニュージーランドのワークビザ変更について

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ニュージーランドのワークビザ変更について

先日、一昨年より言われておりましたワークビザに関しての変更が移民局より正式に発表になりました。今までは通常のワークビザはEssential Skills Wrok Visaと呼ばれていましたが、今後は他の5つのワークビザと統合されて、Accredited Employer Work Visa(AEWV)となります。

この変更の特徴は、今後はワークビザを取得するためには、雇用先が移民局よりAccrediation(認定)となっている必要があります。この認定がない雇用先は、移民の方のワークビザをサポートして雇用することが出来ません。

ワークビザまでのプロセスとしては、先ず、雇用主がAccrediationとなっているかが確認された後に、今度は移民の方が行う仕事が本当にニュージーランド国籍者や永住保持者では出来ないかのチェックがされます。それから、移民の方がワークビザの申請を行うと言う流れとなります。

この背景は、ビザ・プロセスの簡略化により企業や地域が本当のスキル不足を補うことが出来る様にすることを目指していると発表されています。又、これからニュージーランドに来る移民にも、出来るだけ高いスキルを持って現地に来て高いスキルの仕事をして欲しいと言う考えもあります。

なお、統合されるワークビザの中には、Long Term Skill Shortage List Work Visaもあります。今までは移民局が発表しているLong Term Skill Shortage List(長期人材不足職種リスト) にある仕事について2年間仕事をすると永住権申請が可能になり、このワークビザはその仕事の間のビザという位置づけでしたが、このワークビザが廃止となります。

今後もLong Term Skill Shortage List(長期人材不足職種リスト)は継続となるかと思われますが、このリストにある仕事でもAEWVを取得して仕事をする事になります。

AEWVは2021年の11月1日から導入され、雇用主の方は9月の下旬からAccrediationを申請出来ます。今後どのようにAEWVの申請が実施されていくのかは、徐々にはっきりしていくことになるでしょう。ただ、新しいビザの申請方法となりますので、きちんとした情報を持っている移民アドバイザーや弁護士に相談されるのが確実です。

*弊社は留学エージェントですので、残念ながらビザや永住権に関する個別のアドバイスは法律で禁止されております。上記内容は以下の移民局で一般的に公開されております情報よりお伝えしております。詳細は下記のリンクをご確認下さいませ。

https://www.immigration.govt.nz/about-us/media-centre/news-notifications/accredited-employer-visa-reforms2019

https://www.immigration.govt.nz/employ-migrants/introducing-new-accreditation-and-single-work-visa