コロナ禍の現在でもニュージーランドに長期滞在している留学生や現地で働いている人はまだまだたくさんいますが、在NZの日本人にとって気軽に日本へ帰国できないの結構なストレスになっていると感じる今日この頃。
一番の問題は簡単にニュージーランドに戻って来られないという事ですが、コロナ禍の今、日本に帰るだけでも結構大変です。実際、帰国となれば新型コロナウイルスに関連して前もって準備しておかなければならない事が色々増えていますので、今日はそうした帰国準備についてご紹介しましょう。
＜出国前のPCR検査＞
現在ニュージーランドから日本に帰国するには、出国前72時間以内にCOVID-19 に関する検査を受け、陰性の証明を日本政府の定めるフォーマットで発行して貰わなければなりません。
まずは有効な「出国前検査証明」フォーマットを下記の外務省サイトからゲットしましょう。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page25_001994.html
ニュージーランドで出国前検査を受けるには、かかりつけ医（GP）または新型コロナウイルス専用ダイヤル（0800 358 5453・英語）に相談する必要があります。
予約の際のポイントは3つ。
①通常、ニュージーランドでは検査結果は携帯電話でテキストで送られてくるのみなので、証明書は発行されません。そのため、まずは日本政府の書式での証明書が必要である事を説明して、証明書を書いて貰えるか確認する必要があります。
②そして検査にかかる時間と帰国日前日までに証明書を受け取れるのかの確認も必要ですね。
③またコロナの疑いがある人が受ける検査は無料ですが、帰国するために受ける検査は有料になり、証書発行にさらに料金がかかったりしますので、料金も確認しましょう。
GPかコロナ専用ダイヤルのどっちにするかですが、ここで小さなGPに相談すると検査自体は別の検査場に回され、検査場ではテキストでしか連絡をくれず、証明書を発行して貰うにはまたGPに行かなければならないというジレンマが発生。そもそも留学生はGPがいなかったりするのも問題です。しかしオークランドの街中の病院で、予約もなしで検査も証明書発行も全部やってくれるというという所がありました。
それがこちら。
◎Auckland City Doctors （http://www.akcitydoc.co.nz/）
予約を受け付けない病院ですので、行って並ぶしかありません。時間には余裕を持って行きましょう。
並んでいる人は受付を済ませて診察待ちの人が多いようなので、受付カウンターには人混みをかき分けて行った方が良いかもしれません。病院内は要マスクですので、できれば自分のマスクを持って行きましょう。
検査に必要な物はパスポートと自分のメールアドレスのみ。日本政府の「出国前検査証明」フォーマットも持って行きましたが、こちらの病院では既に用意してありました。費用は検査が$230で証明書発行が$50の合わせて$280。
検査自体は思ったより簡単に済ました。診察室は中庭に抜けられるようになっており、屋外のテントに設置された席で、鼻の奥から綿棒のようなもので粘液を採取する方式です。
PCR検査はあまり混んでいなかったので、受付から検査までにかかった時間は30分ほど。
検査結果が出るまでの時間は24時間。検査結果が出ると、メールで連絡をくれますので、それから証明書を取りに行きます。
今回、木曜日のフライトに乗るべく月曜日に検査を受け、火曜日には検査結果がメールで届き、火曜日か水曜日に証明書を受け取りというスケジュールになったので、出国前72時間以内というタイムリミットも全く問題ありませんでした。
しかし、受け取った証明書にドクターの署名は入っているのに、自分の名前やパスポートナンバーなどが空欄のまま。証明書の受け取りの際にはきちんと内容を確認しましょう。
＜スマフォアプリの準備＞
日本入国後14日間の隔離のチェックのため、自分のスマフォにアプリ4種類をインストールしておきましょう。詳しくは以下のリンクから。日本語：https://www.mhlw.go.jp/content/000752493.pdf
Wifi環境のみで大丈夫なのか日本の携帯電話番号が必要になるのかはちょっと不明ですが、日本の電話番号をもっていない人も、念のためニュージーランドで使っていたスマフォにアプリをインストールしておきましょう。
お持ちのスマフォで対応できない場合は，日本の空港でご自身の負担でスマフォレンタルをする必要があります。
＜質問票の記入＞
入国後14日間の健康フォローアップのため、質問票の提出が必要です。質問票は事前に下記リンクよりウェブ上で回答するとQRコードが作成出来ますので自宅や空港、機内で事前に準備しておきましょう。
QRコードはスクリーンショットまたは印刷し、検疫時に提示します。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00251.html
上記は2021年5月時点での情報です。
今後、日本へ帰国する方は在ニュージーランド日本国大使館や外務省のサイトなどで、最新の情報をチェックして下さい。
今回はニュージーランド側での準備のみお話しましたが、日本入国後14日間の滞在場所や過ごし方についてなども要チェックです。
◎在ニュージーランド日本国大使館 https://www.nz.emb-japan.go.jp/itpr_ja/ryoji-corona-Japan-entry.html
◎外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/cp/page22_003380.html
