2020年３月16日（月）現在、NZの感染者は8人
今日、３月16日からニュージーランドに入国する全ての人（NZ人も含む）は14日間の自己隔離をしなくてはいけなくなりました。これは、世界的にみてもかなり厳しい部類に入る入国規制だと言われています。例外としてパシフィックアイランドからの入国者はこれが免除されています。また、NZからパシフィックに行く人も過去２週間に他の国から来た人はパシフィックアイランドに行く事はできません。これも、パシフィックアイランドの国を守る一つの規制ですね。小さな国は医療システムが発達していませんので、もしウィルスが入ると国の存続が危ぶまれる事もあります。
さて、14日の自己隔離ですが、自分の家がある人は自分の家で、旅行者などはホテルやその他の宿泊先で自己隔離をしなくてはいけません。
■自己隔離とはなにか？
と言う内容が政府の方からガイドラインとして発表されています。
＊風邪と同じ様に他の人に移さないように常識的な行動をする。
＊他人と話しをする時は２メートル以上離れ、15分以上話さない。
＊食器類やタオル、寝具などは他の人と共有しない。
＊手洗いを頻繁にし、できるだけ20秒洗浄する。サニタイザーも仕様する。
＊咳をするときは必ずカバーをし、使用したティッシューは直ぐに捨てる。
＊NZに到着した時は宿泊施設までは公共機関を使っても良いが、それ以降は使わない様にする。
＊ホテルやその他の宿泊施設を予約する場合は事前に自己隔離であることを伝える。
＊食料や食事などは、友達に頼んだり、デリバリーの食事などを推奨する。
＊外出はしても良いが出来るだけ他人に会わないようにする。その間に公共交通機関は使わない。
＊部屋は換気を良くし、出来るだけ窓を開ける。
＊もし自己隔離を拒否する場合は、強制的に医療機関へ収容、もしくは罰金も検討中。
Healthline for free on 0800 358 5453
■各学校の対応
先週末のいきなりの政府の発表で、教育業界も非常に混乱しています。本日３月16日現在、各学校ではミーティングをし、学校の指針となる声明が少しずつ発表されてきました。
語学学校の中には、大人の留学のお申し込みでは、14日の自己隔離期間の宿泊の用意がある学校や、自社の寮をそれに充てると言うような対応策をだしている学校もあります。
また、キャンセルする場合には手数料以外は全部返金しますという学校がほとんどです。
高校では、基本はホームステイ滞在となりますが、現在の状況ではホームステイでの自己隔離は物理的に無理です。また、高校生本人だけでホテル滞在の自己隔離も不可能となります。そのため、ご父兄が一緒に渡航され、ホテルなどで２週間滞在をし、その後学校へ通学すると言う方法が一番良いと思われます。
■ニュージーランド入国について
この規定が発表されてから入国された方がまだいませんので、空港での具体的な入国方法や申請方法については情報が入っておりません。しかし、自動改札は使われておらず、昔ながらの窓口申請になります。係員よりいろいろな質問があるかもしれませんので、答えられる様にしておくと良いでしょう。
