【レベル2初日】ニュージーランドの「新しい日常」生活が再開

現地生活情報

【レベル2初日】ニュージーランドの「新しい日常」生活が再開

ニュージーランドでは今日から新型コロナウイルスへの警戒レベルがアラート2に引き下げられ、学校や経済活動の再開と多くの人に日常生活が戻ってきました。
しかしかつての日常とは少し違う、「新しい日常」の始まりです。

公共のバスや電車は時刻表通りの運行が再開されましたが、乗車制限が導入され利用出来るのは窓際席のみ。立って乗車することはできません。
全体で乗車制限は通常時の43%となるとの情報だったので、意気込んで駅へ向かいましたが、いつもより人は少なく拍子抜けでした、、私は問題なく出勤することができました◎

ブリトマート駅の様子(午前8時30分頃)

 普通サイズのバスでは乗車できるのが20人前後となります。
そのため、観光バスなども使って増便が計られるそうですが、混雑を避けての時差出勤も奨励されています。
ちなみに運転手のリスクを減らすため、後部ドアのみの利用で、現金での支払いは出来なくなっていますので、乗車には登録されたバスカードが必要です。
バスと電車の混み具合は事前にAT Mobileアプリで確認できますので、出かける前に一度チェックした方が良さそうですね。

朝8時頃のシティ行きの電車。通路側の席には座れません。
バスの乗車制限は19人まで
AT Mobile アプリのバスの混み具合の表示

街を歩いて気づくのは、道路に新しく記されたマーク
商店の宅配車が停まるスペースが増設されたり、路駐ゾーンが撤廃され、車道にまで歩行者用スペースが拡張されたりしています。
各商店でも、レジには透明なシールドが導入されたり、入店できる人数の制限があったり。また、感染経路の確認が必要になった際に備え入店時に連絡先等の情報提供を求められる事があります。テイクアウトのお店では、店内ではなく外で待ち、オンラインでの事前注文を勧めている所が多いようです。
元々カード社会のニュージーランドですので、現金を使わない銀行カードでの決済が一般に浸透していましたが、暗証番号の打ち込みさえ必要ないPaywaveの上限はロックダウン中に$80から$200まで引き上げられました。便利ではありますが、カードをなくさないように一層の注意が必要ですね。

地面のマーク
Queen Streetの様子。お店の前に並んでいます。
High Street で元々駐車場だったところが歩道に

学校は来週18日(月)から再開される所が殆どですが、学年によって開始日が1日か2日後ろ倒しにしている

事もあります。
学校でも全校集会などは当面行われず、小単位の活動から徐々に再開して行くようです。久しぶりに友達に会えて喜ぶ生徒さんが多いと思いますが、ハグもハイタッチも禁止と、事細かにソーシャルディスタンスについて注意を呼びかけています。

やっとロックダウンの引き籠もり生活から解放され、羽を伸ばしたい気分になっている人は多いと思いますが、人に会う機会が増えるからこそ、ソーシャルディスタンス、手洗いや咳エチケットなど、気の緩みがないように気をつけていきたいですね。