ニュージーランドのコロナウィルスに関する現状6

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ニュージーランドのコロナウィルスに関する現状6

WHOがパンデミックを宣言し、世界的な感染拡大が現実化。NZでは5名の感染者が確認されています(3月13日18:00)

2月28日に最初のコロナウィルスの感染者が確認されて以来、現在までのニュージーランドの感染者数は5名のままです。さらに2名の感染が疑われ、現在確認中です。5人目の感染者は40代の女性で3人目の感染者のパートナー。今は自主隔離中となっています。

今週、WHOが「Pandemic」を宣言しました。ちなみに「Pandemic」は世界各地で同時多発的に病気が流行する状態を言います。

さらにヨーロッパやアメリカでの感染拡大を受けて、今日、ニュージーランド政府は新たな入国に関する制限を検討していると発表しました。今週末に政府内でさらに検討がなされ、週明けには新たな発表があるようです。

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次に海外旅行保険の補足の情報です。
ユニケア保険、サザンクロス保険もコロナウイルスの治療費は保証されることになりました。

ニュージーランドの学校で多く利用されている、サザンクロス保険やユニケア保険は、現地でコロナウィルスにかかり通院した時の医療費や、それに関連する費用は保証されないという事を以前に発表していましたが、以下の事により、医療費だけは保障されることになりました。しかし、これは医療費のみとなりますので、それにかかる関連費用(入院や手術、交通費、通訳費などなど)は保証されませんので、お気を付け下さい。

ニュージーランド保健省には「感染症の治療を受けている人(People receiving treatment for infectious diseases)」と言う項目が有り、この内容がコロナウィルスに感染した場合にも適用されるようです。これによると感染症や伝染がおこりうる病気にかかっている、またはかかっていると疑われる人は、他の人へうつすリスクを避けるために公的資金による医療サービスを受ける資格があります。そして、この条項は国籍や在留資格、滞在期間に関係なく適用されます。

この内容はEudcation NZや現地の高校にも確認されており、海外留学生もコロナウィルスにかかった場合には、公的資金でコロナウイルスに関する医療サービスが受けられます。まだ病院に行っても治療薬はありませんが、少なくともコロナウィルスにかかり、現地で受けた治療費が海外旅行保険でカバーされないことを心配する必要はなさそうです。