週末の朝、ファーマーズマーケットへ出かけて来ました。
お目当てはこちら、ビーワックスラップ。
ラップフィルムのかわりに、食品を包むためのものです。
リサイクル出来ないラップフィルムと違い、ビーワックスラップは何回も洗って使え、素材も自然100%のコットンと蜜蝋で出来ています。
エコフレンドリーなラップフィルムの代用品として、近頃、巷では人気だそう。
最近、ニュージーランドの幼稚園や小学校では、”Litterless Lunch”という、ゴミを出さないエコなお弁当を推奨する所が増えてきています。
ニュージーランドで子供のお弁当と言えば、サンドウィッチやマフィンにヨーグルト、果物、ミューズリーバー、ポテトチップスの小袋にジュースのボトルといったもの。お弁当を食べれば、ラップフィルムやジップロック、アルミフォイル、ビニール袋、プラスチック容器、ペットボトルなど、ゴミがたくさん出てしまいます。
そうしたゴミを減らし、子供の頃から地球に優しい暮らしを学んで欲しいと言うことで、最近はなんと校内のゴミ箱を廃止する学校まで出てきています。出して良いゴミはバナナの皮など、堆肥としてリサイクルできる物のみ。それ以外のゴミは各自家庭に持ち帰りです。
ゴミを持って帰るだけなら同じじゃないかと思いきや、学校では生徒によるゴミ拾い活動、ゴミ箱チェック、堆肥作りや植物の栽培、植林、省エネ運動など、様々なアクティビティを通して生徒達がリサイクルや環境保護について学んでいます。
また、幼稚園や小学校では保護者に対してもエコフレンドリーなランチの作り方やリサイクルの講習会まで開き教えている所も。
日々の生活の中でいかにゴミを出さない暮らしをするか、そして出たゴミをどのようにリサイクルするか。そうした講習を受けたママの一人は、「ゴミの出るランチを子供に持たせるのはもう恥ずかしい。」と言っていました。
ビーワックスラップもそのママに教えて貰ったものですが、これでちょっとしたお菓子やおにぎりをくるんだり、お皿にかけるラップの代わりとして活用しているそう。
さて、早速私もビーワックスラップを使ってみましたが、ワックスですので、若干、手にべとつきが感じられる気が。でも自然な蜜蝋ですのでそんなに気にならないです。
むしろ気になるのは蜜蝋の匂い。ほんのりと甘い香りが漂っていますが、取り敢えず、包んでみたのは甘い系のペイストリーだったので、その点もまあOK。おにぎりを包むにはちょっと匂いが気になるかなと思いますが、これは新品だからかも。暫く使ったらこの匂いも落ちそうなので、大丈夫でしょう。
ビーワックスラップは手のひらで暖めると柔らかくなり、ビンのふた代わりにするときもビンの縁にそってぴったりと形を整えられます。そして冷蔵庫にいれれば、冷えて固まり形を保つので、食べ物の新鮮さをそのままキープ。半分に切った果物も、切り口をしっかり押さえて包めます。
生のお肉に使ったり、電子レンジや食洗機にはNGですが、ちょっとしたおやつや残り物の保存には気軽に使えそうです。
と言う事で、私もニュージーランドの小学生達に倣い、エコライフに向けて小さな一歩を踏み出してみたいと思います。