ニュージーランドの現在の最低時給は$16.50(2018年10月現在)
日本円にすると約1200円です。
経験があれば、アルバイトでも$17以上もらうことは珍しくありません。
さらに、2021年までに最低時給がなんと$20まで上がるという話も
一見時給が高くて嬉しいですよね!
でも実は…
政府が出したLiving Wageは$20.55。
つまり、生活するのに必要な時給は$20.55なんです
現在の最低時給より$4ほど高いです。
確かに、レストランで外食しようとしたらランチで$13超えは普通。
ディナーであれば$30は超えてしまいます
これによって、生活の苦しい家庭が増えているのが現状
それなら、時給を上げようとする動きも納得。
ですが、”時給が上がれば全部解決!”という訳ではないこの問題。
まず、経営者にとっては雇用するコストが上がります。
それをカバーするために商品の値段を上げる。
実際、最低賃金が上がるとほとんどの公共料金も値上がりします。
バスや電車の交通インフラ、電気代や水道代も値上がりします。
基本コストが上がると家賃にも当然反映されますね。
また、アルバイトをいままで3人雇っていたのを2人に削減するという事も実際に考えられます。
アルバイト時給が上がると言うことは、アルバイト先も少なくなるという事なのです。
何か不思議な感覚ですね。
”最低時給が上がる”という一見嬉しいこのニュース、
よく考えると様々な影響があります。
アルバイトしたい学生、ワーホリの方々にも今後ぜひ注目して欲しいニュースです
参考: