大学留学プログラム
ニュージーランドにある大学は8校。日本と比べても人口当たりの大学数、又、大学に行く総学生数は少ないのですが、全てが国立の大学であり教育水準は均一的で先進国でも高い水準にあります。Universities New Zealandという機関によって外部からも教育の質が厳しく管理されており、
意欲があり優秀な学生に大学が質の高い教育を提供出来る様に運営されています。学位はどの大学で取得しても同じ価値とみなされ、大学間でのランクの格差は余り大きくなく、世界的なレベルでも引けを取らない授業を受け、資格が取得出来ます。
ファンデーションコース
ポイント
- 半年から1年半までの大学進学準備コースです。
- 限られた学校でのみ開催されています。
- 入学にはIELTS4.5以上の英語力が必要です。
- コースで所定の成績を残せば大学入学が確約されます。
- UE (University Entrance)を持っていない方は必須です。
英語力や学力が足りずにニュージーランドの大学に直接入学できない方は、各大学の学部が認めたファンデーションコースで勉強し、その後に大学へ進学をします。入学時の英語力によって必要なコース期間が変わり、半年から1年半ほど必要です。
詳しくはこちらのファンデーション特集ページをご覧下さい。
大学卒業留学プラン
ポイント
- 現地の大学を卒業する事が目的の正規留学、3〜4年間。
- 入学には学力と英語力の証明が必要です。すべて書類審査です。
- NZ全国8つの国立大学から選択可能です。
- 英語圏での大学卒業資格が取得できます。
- 英語力は最低でもIELTS6.0が必要です。
ニュージーランドの大学本科へ進学、卒業するプランです。まずは必要とされる英語力と申請資格を確認し、それに会わせたプランを作成しましょう。英語力が低い方は、英語学校(一般英語)から始め→ 英語学校(EAPやIELTSコース)→ 大学申し込みとなります。大学の前にファンデーションコースで就学する方も非常に多く、大学入学後にスムーズに本科の勉強に入っていくことが出来ます。通常の日本の方の英語力で現地大学を目指す場合は、長めの英語研修期間を見ておきましょう。
大学休学・認定留学プラン
ポイント
- 日本の大学に籍を置いたまま、NZの学校へ期間限定で留学をしよう。
- 多くの日本の大学では認定留学制度があり、大学の単位として認められる事もあり。
- 英語力や費用、期間によって留学先学校はさまざま。
- 留学で英語力アップはもちろん、人間力も上げて就職にも有利になります。
- 休学留学か、認定留学かによってプランも変わります。
休学留学とは?
日本の大学に籍を置きながら、半年から1年ほどの休学をし海外留学を体験するプランです。大学の休学システムは各大学によってまちまちなので、まずは大学側に相談してみましょう。国立大学の場合は休学中は無料の所が多く、私立でも最近はかなり在籍費用も安くなってきた様です。
認定留学とは?
各大学が認定している留学先であれば、単位が認定される場合もあります。認定されれば日本の学年を落とす事なく4年で卒業する事も可能となります。語学学校では大学付属の語学学校しか認められない場合も多いので、こちらもご自身の大学に相談してみましょう。
確実な英語力の習得やレベルアップを目指すなら語学学校がいちばんのお勧めです。一般英語からアカデミックコース、IELTSやTOEICなどの英語試験対策コース等様々なコースがあります。また、語学学校によっていろいろと特徴がありますので、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。自費の休学留学でしたら全ての英語学校が対象となります。
まずは英語学校で語学力を高め、後半にインターンシップを体験してみましょう。インターンシップは現地の方と一緒にコミュニケーションを取れるだけの高い英語力が必要となります。しかし、海外で仕事をする事で日本では出来ないような経験が出来ることでしょう。また、就職の際にも高いアピールポイントになる事でしょう。今までのアルバイトも含め、何が出来るかが現地では重要になります。
まずは英語学校で語学力を高め、後半に半年ほどの専門コースで就学し、サーティフィケートなどの資格をゲットしましょう。観光コース、フライトアテンダントコース、ビジネスコース、ホスピタリティーコースなど幅広いコースがあります。この専門コースも入学に規定の英語力がありますので、入学テストまでに頑張って英語力を上げましょう。
Gaduate Diplomaはこちらのページでも詳しく説明しています。合わせてお読み下さい。
Graduate Diplomaプラン
ポイント
- 1年間の就学でコース終了が可能
- 日本の大学卒業資格と規定の英語力があれば、ほぼどの専門コースでも学べる
- 永住権の申請でのポイントも50ポイントが与えられる
このレベルのビジネスのコースでは、自分の興味や方向にあった内容を集中して学ぶ事が出来ます。一般的なマネージメントの他にも、例えば、プロジェクトマネージメント、オペレーションや物流、マーケティング、人事やファイナンスなどの内容に特化が出来るので、学部でビジネスを学んだ方も、始めてビジネスを学ぶ方も、将来のキャリアに役立つコース選択をしましょう。
現地の中等教育機関で正規で働く資格を取りたい方は、Teaching Councilへの登録資格が必要で、Graduate Diploma in Secondary Teaching のコース就学は一つの方法です。入学に際しては実際に何が教えられるかなど、基準は多岐にわたり、英語力の基準(IELTS7.0以上)も高く設定されています。ニュージーランド全土できちんとした資格と経験のある中等教育教諭は必要とされており、就学後は2年間のPSWVにも申請出来ますので、就職活動も十分行えます。
大学の学部で学ぶ内容が1年間に凝縮されています。このコースでITのスキルを高めて、現地IT業界での就職を目指しましょう。幅広いIT関連の専攻を学びますが、Information system、 Web Software DevelopmentやNetwork Administrationなど専門性も追求できます。ビジネスと組み合わさっている科目や内容もありますので、ビジネス系の仕事なども視野に入ることも出来るでしょう。
現地で保育士の資格を取りたい方はGraduate Diploma in Teaching (Early Childhood Education) のコースで就学すると、Teaching Councilへの登録資格を得る事が出来ます。他の専門よりも入学に求められる英語力は高く(IELTS7.0以上)、コースも1年以上にわたります。しかし保育士のバックグラウンドがなくても就学は可能で、又、保育士は現地で不足している仕事の為、就学後の就職の可能性はかなり高い分野です。
ニュージーランドで主要の二つの産業に関するコースのため、ユニークな内容になっています。マネージメントなどの理論も学習しますが、かなり実践的な内容を学ぶ事が出来ます。又、求人も多い分野ですので、就学後も就職のチャンスがあります。特に、永住権申請などでも有利となるマネージャークラスの仕事の為に必要な知識も得ることが出来るコースです。
ニュージーランドはスポーツ分野からレクリエーションまでいろいろな分野の学問も進んでいます。各分野において、コーチ育成から、科学的な側面やマネージメントの側面からのアプローチなど、自分が興味がある内容を選んで知識を得ることが出来ます。もちろん、NZの人気スポーツ、ラグビーに関しても随所に事例として取り扱われますので、より深く学ぶことが出来るでしょう。
Graduate Diplomaについては、こちらのページでも解説しています。合わせてお読み下さい。
大学院プラン
ポイント
- 1年間から2年間の就学でコース終了出来ます。
- キャリアアップを目指し、就職にも役立つ学位を取得可能です。
- 専門的内容も含めた一段高い英語力が取得も見込めます。
- コース修了後には3年間の就労ビザ申請へ。
- 永住権の申請でのポイントも50〜70が与えられます。
Postgraduate DiplomaとMasterの違いは?
両方コースとも大学院のレベルの内容ですが、最も大きな違いは就学期間と修士論文の執筆があるかどうかです。学ぶ内容は殆ど変わらず、両方のコースの学生が一緒に授業を受けることも普通です。ただし、入学時に求められる成績はPostgraduate DiplomaはMasterより少し低くなっています。
Masterを取るメリットとは?
Postgraduate Dipolmaは日本の大学制度ではあてはまる学位がなく、しいて言えば修士号前期という位置づけになるでしょうか。その為、現地で取得した学位を日本で活かしたい場合は、Master(修士号)を取得しておいた方が将来的には役に立つでしょう。
大学院のコースである為、授業でも実践例を使いながら高度な内容を学んで行きます。特に有名なのは修士コースのMaster of Business Administration(MBA)ですが、マーケティング、会計や金融などの専門のコースもあります。入学には職歴が必要な事も多く実際の自分の仕事での経験を授業で話すなど、積極的に参加する姿勢も求められ、専門知識を英語で吸収出来ます。
大学院レベルでは、科学的な観点からスポーツについて研究する方法と、リーダシップやマネージメントの観点からスポーツを研究する方法とに分かれます。しかし、どちらのコースでもトレーニング、コーチ学、マネージメントの背後にある理論と科学的実証に基づいた実践でのデータと有用性が重要な学習・研究内容です。講師陣はその分野においてトップクラスの実績があり、実際のスポーツ組織や企業とも連携して学生の知識を高め、研究を進められるように指導してくれます。
ITの大学院レベルでは学部レベルでのITの学位と経験が求められます。現在持っているITの知識を高め、それに高度な分析、計画、クリティカルシンキングのスキルを加えられるようにコースが展開されます。ITの分野は今後ますます技術進歩が進み高度な知識とスキルが世界中で求められています。ニュージーランドでも需要の多い分野であり、コース修了後の仕事のチャンスも十分あるでしょう。
日本で教育学の学士号があり、経験もある方で、現地の初等教育機関で教職に就きたい学生が専攻するのがMaster of Teaching and Learning (Primary)です。現地の学校での実習もあり、担当教授から理論と実践を学びます。初等教育の教諭はニュージーランドで不足している職種で、全土で求められています。英語力の入学基準(IELTS7.0)は通常より高めのコースです。