不登校からのニュージーランド留学
今、日本は過去最高の不登校生を記録しています。2017年のデータでは小中学生の不登校生徒数が初めて14万人を突破しました。生徒数は毎年減少しているのに、不登校生徒数は増加の一途をたどっているようです。不登校の生徒数は小学校から中学校までは学年が進むにつれて増加し、中学3年生が最多となっています。一方高校では不登校になった生徒は中途退学や留年するケースが増えるせいか、学年が進むにつれて減少するという傾向にあります。
このような状況を背景に、中学卒業後に「ニュージーランド高校留学」を選択する学生さんが増えています。このページでは、そのような方に向けて「失敗しないニュージーランド高校留学」をご説明したいと思います。正直な所、全ての方が成功するわけではありませんので、家庭内で十分にお話をし、入念な準備をして留学して頂ける様、私どもニュージーランド留学情報センターがお手伝いしたいと思っています。
不登校留学にニュージーランドが注目されている理由。
ニュージーランドの現地校は過去のことよりも、これからの留学生活に対する志や、やる気など、ポジティブな姿勢を重視する傾向があります。結果的に、日本で不登校を経験した生徒でも比較的柔軟に受け入れをしてくれる学校が多いと言えます。
現地校の留学生担当者と当社スタッフは、不登校の生徒に対するサポートに長年の経験があります。また、必要に応じてNZ現地の日本人心理カウンセラーを紹介することも可能ですので、総合的に留学生活をサポートできる環境が整っています。
ニュージーランドは世界的に見て、留学に非常に適した国です。
ニュージーランドは、世界で毎年発行される平和指数や繁栄指数、住みたい国リスト、また住みやすい国リストでも常に上位に入っています。治安も良く、留学生が安心して生活できる国です。日本と季節が逆になりますが、四季もあり、冬は暖かく夏は涼しい温暖な気候も住みやすさの一つです。他国に比べると人種差別も非常に少なく、ホームステイの方達も親日家の方が多いのもニュージーランド留学の利点の一つでしょう。また、ニュージーランドは人も風景ものんびりしていますので、心身ともにリラックスして留学生活を送ることができる環境です。
ニュージーランドの学校は、日本で不登校の生徒でも比較的受け入れが寛容です。
本人のやる気とある程度の成績があれば不登校の期間がある程度長くても受け入れてくれる学校もあります。日本のような入学試験はなく、基本的には書類審査のみです。必要になる書類としては、入学申込書、最新の成績表、自己推薦書、学校からの推薦書などがあります(学校により多少異なります)。書類審査に併せてスカイプ面接が実施されることもあり、それらが総合的に審査され、受け入れの可否が決まります。学校が重要視するのは過去のことよりも、これからの未来のこと、そして、新しいことに挑戦したいというポジティブな姿勢です。留学に対する意志の固さを十分にアピールしましょう。
学校と当社のスタッフが全面的に現地生活をサポートします。
留学生を受け入れている学校はどこもベテランスタッフが多く、留学生のケアの経験が豊富です。また、近年の不登校留学の傾向から、そのような生徒に対する理解もあり、校内でしっかりとしたサポートを受けることが出来ます。また、当社スタッフも不登校の生徒に対するケアには長年の経験があります。オークランドとクライストチャーチの学校進学の場合は当社のフルガーディアンサポートを受けることができます。何か深刻な問題が起こった時は、当社日本人サポートスタッフがすぐに対応し、学校やホームステイ、各関係機関との連携を取れるように万全なサポート体制を整えています。
不登校になった理由と留学への心構えを家族で再確認しましょう。
日本で不登校になった理由を考え、留学する事でその問題が払拭され、きちんと通学できるようになるかどうかを親子でシュミレーションしてみましょう。ニュージーランドでは、外国人留学生として生活することになります。留学はすべてが新しい事の目白押しで、生半可な気持ちでは留学はするべきではありません。ホームステイでの生活や食べ物も初めて、生活方法も初めて、もちろん英語での学校生活も初めて、学校のシステムも全く違います。文化の違いや言葉の壁など、大きな変化を受け入れ柔軟に適応できるかどうかが大きな鍵となるでしょう。不登校留学で成功する人もいれば、そうではない人がいるのが現状です。現在の状況の根本的な原因は何なのか、留学をする前にじっくりと考えましょう。
「日本の学校は自分に『合わない』」それが不登校の本当の原因ですか?
中々学校に足が向かない原因としてよく耳にするのが「日本の学校は自分に『合わない』」という理由です。確かに日本の学校が合わず、NZに来たらとても良くフィットしたという成功例は数多くあります。しかし、NZに来ても結局不登校になり、日本の学校と同じことを繰り返し、最終的に途中で帰国するという生徒がいるのも事実です。そのような生徒に共通して言えることは、ほとんどの生徒が口癖のように「ここは自分には『合わない』」と口にすることです。そのような生徒は、とにかく自分に「合う」環境を探す傾向があります。しかし実際のところ、留学を成功させるには、自分自身が適応し、周りの環境や人間関係に自分が「合わせる」ことを学ぶ必要があります。日本が「合わない」と言ってNZに来ても、自分自身が「合わせる」姿勢を持たなければ、結局NZでも日本と同じ状況を繰り返す可能性が非常に高いと言えるでしょう。
友人関係の問題やいじめは海外でも無いわけではありません。
これから新規一転、新しい学校で一から再出発したいという方には水を差すようですが、いじめが全くないといった夢の様な学校はありません。自分と現地学生との人間関係、留学生同士の人間関係、同じ日本人同士の中での人間関係、ホームステイでの人間関係と、いろいろな人間関係を新しく作りあげて行かなくてはいけません。今までに何らかの理由でそれが問題だったのであれば、留学してどうすれば同じ様にならないかを良く考えましょう。相手や周りの環境の事ばかりではなく、まずは「自分をどのように変えることができるか」など、自分自身の内側にある原因を考える姿勢が大切になります。
外国人として、英語を使って海外で生活するのは容易ではありません。
日本の大学受験で帰国生入試枠を狙うことができることから、大学受験で「ラクをするため」に留学を考え始める生徒が多かれ少なかれいます。しかし、決して「ラクをするため」に留学を考えてはいけません。想像をしてみて下さい。海外で外国人として外国語を使って生活をするということは生半可な気持ちでは過ごすことはできません。お店での買い物、電車やバス移動、テレビ、電話、食卓、病院、学校、宿題など、全て英語で生活をします。留学に対する熱意がそこまで強くない生徒は、この壁に挫折をしてしまい、留学が続かないケースもあります。留学の動機を再確認する時に、もしも「留学をするとラクかもしれない」という思いが少しでもある場合は、留学する目的をもう一度しっかりと考える必要があるでしょう。
それでは、ニュージーランド留学の準備を考えてみましょう。
それでは、実際にニュージーランド留学に向けての準備にはいりましょう。精神的な準備はもちろん、審査に必要な書類などを集めて準備しましょう。不登校の中でも身体的理由での不登校の場合は医師からの診断書なども含めて準備が必要です。
出発までに学力と英語力を出来るだけ上げましょう。
不登校の時期が長いと、学力や英語力が非常に落ちている場合があります。高校に入ってから苦労するのはご本人なので、出来るだけ出発までに上げましょう。英語力が低い場合は、現地高校入学前に3ヵ月ほど語学学校へ通学します。語学学校では、高校進学準備コースへ進み、その学校の成績表も一緒に高校へ提出する事ができます。現地の生活や英語の慣れ期間として多くの学生が語学学校へ通学しており、長い方は半年から1年ほど語学学校へ行く学生もいます。十分な英語力を付けてからの高校入学は遠回りのようですが、最終的には良い結果に繋がる事がほとんどです。
親にとっても留学はつらいものです。親の強い心構えと決心も必要です。
今まで面倒を見ていた子供が一人で海外で本当に生活できるんだろうか?食事は合うだろうか?学校でついて行けるだろうか?、、、親の悩みはつきませんね。出発前はもちろん、現地に到着してからは心配で夜も寝られないという親もいらっしゃいます。そして毎日のようにLineで連絡をし、毎日の様子を聞いたりします。実際、そのような態度や行動が子供に移り、子供自身も戸惑う場合があります。弊社のこれまでの経験から助言をさせて頂くと、留学というステップを決心した子供をまずは信頼し、過度に干渉せず、大きな気持ちで見守る様にお願いしています。一人で独立する一歩を踏み出した子供を遠くから静かに応援してあげて下さい。
それでは、実際にニュージーランド留学に必要になる書類の準備をしましょう。
【成績表】不登校の期間にもよりますが、出来るだけ過去2年分の成績表を用意しましょう。1年分しかなければ、それでも構いません。成績と出席率が分かる物が必要です。英文の物が良いですが、難しい場合は日本語でも結構です。
【自己推薦文】英語の直筆で最低1ページ位は書きましょう。自分や家族、生活の紹介、NZ留学の意気込みや希望、将来の夢や目標、NZで何を勉強したいかなど何でもかまいません。よければ不登校の理由などもあれば説得材料になります。今の英語力をベースに書いて下さい。
【学校からの推薦状】不登校が長くなってくると学校からの推薦状は貰えない場合が多いです。その場合はその他の方からの推薦状やサポートレターでも構いません。塾の先生、英語学校の先生、家庭教師の先生などにお願いしてみて下さい。
【医師からの診断書】不登校の原因が身体的や精神的な要因がある場合は、医師からの英文診断書が必要となります。
【スカイプ面接】学校によってはスカイプ面接をする学校もあります。これはご本人と直接話す事によって、英語力チェックはもちろん、留学に対応できるかどうかの判断をします。英語は上手くなくても、はきはきと元気よく返答ができれば問題ありません。
ニュージーランド留学に出発までに学力と英語力を出来るだけ上げましょう。
不登校の時期が長いと、学力や英語力が非常に落ちている場合があります。高校に入ってから苦労するのはご本人なので、出来るだけ出発までに上げましょう。英語力が低い場合は、現地高校入学前に3ヵ月ほど語学学校へ通学します。語学学校では、高校進学準備コースへ進み、その学校の成績表も一緒に高校へ提出する事ができます。現地の生活や英語の慣れ期間として多くの学生が語学学校へ通学しており、長い方は半年から1年ほど語学学校へ行く学生もいます。十分な英語力を付けてからの高校入学は遠回りのようですが、最終的には良い結果に繋がる事がほとんどです。
不登校留学体験談
ニュージーランド留学をするのはもちろん留学生本人ですが、日本の不登校生活からの脱却は家族全体の挑戦でもあります。下記の体験談のページでは日本の不登校からニュージーランド留学に挑戦した親子の体験談をご紹介しています。それぞれのご家庭で様々なストーリーがありますが、遠い海外の地に住むことは、親子の絆が試される時でもあります。これらの体験談をぜひご参考頂き、これまでの日本の生活のこと、留学を検討するに至った経緯、留学中に頑張りたいこと、そして今後の展望など、親子でしっかりと話し合う時間を持ちましょう。
>>高校留学の体験談を見る
不登校留学を成功させるための当社のサポート
留学を成功させるためには、現地生活サポートは大変重要になります。当社では、留学生をサポートするための万全の体制を整えています。ここでは、不登校留学を成功させるために特に役立つサポート内容をご紹介します。
ニュージーランド学校下見見学ツアー
学校を選定する上で、学校の雰囲気を実際に肌で感じることはとても大切です。事前のカウンセリングである程度志望校を絞り、正式に第一志望校を決める前に実際に現地校を訪問することが出来ます。訪問の際は学校の施設を見学できることはもちろんのこと、現地校の留学生担当者に直接会うこともできます。当社日本人スタッフが同行し通訳致しますので、安心してご参加頂けます。
ガイド付き専用車 − $600/4時間 |
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※その他のアレンジについては現地校下見ツアーのページをご覧下さい。
ニュージーランド現地生活サポート
当社では安心して留学生活を送ることができるよう、充実した現地生活サポートを提供しています。不登校留学の場合、よりきめ細かなサポートを提供できるようフルガーディアンサポートへのご加入をお勧めしています。オークランドとクライストチャーチの二都市でフルガーディアンサポートにご加入頂くことが出来ます。
ガーディアンサポート(フル) − $4800/年 |
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※サポート詳細については現地サポートのページをご覧下さい。
ニュージーランドの塾「スタディーサポート・塾天(JUKUTEN)」
当社では留学生の学習面をサポートするために、オークランドにて「塾天(JUKUTEN)」を運営しています。学校の授業内容の補習や将来的な日本の大学受験に向けて英語試験対策、小論文対策、その他大学受験サポートなど、幅広くサポートしています。遠方都市の場合でもスカイプで受講ができます。
人気コース |
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※この他にも様々なコースが開講されています。詳しくは塾天総合案内のページをご覧下さい。