2025年9月下旬、ニュージーランド移民局から「Skilled Migrant Category Resident Visa」(技能移民部門永住ビザ、一般的にいう永住権)のポイントシステムに関して、2026年8月からの変更予定内容が発表されました。
https://www.immigration.govt.nz/about-us/news-centre/changes-to-the-skilled-migrant-category-resident-visa-announced/
特に、留学から永住権を目指す方々にとって、そのインパクトは大きいと思われます。本日は、このポイントシステムの変更予定内容と、既に現地で起きている変化についてお伝えします!
🚀 永住権ポイントシステムが「修士号」取得で有利に!
現行の永住権申請のためのポイントシステムは、数年前に簡素化され、6ポイントの取得が申請条件の一つとなっています(他にも条件あり)。
このポイント獲得の際に、最も多くの方が活用するのが「学歴」です。
📌 これまでのルート(現行)
| 学歴 | 取得ポイント | 必要な追加ポイント |
| 修士号(Master Level 9) | 5ポイント | 1ポイント(通常、1年間の規定内容での技能職での就労が必要) |
これまでは、修士号を取得しても5ポイントしか得られず、その後、所定の仕事で最低1年間働くことで1ポイントを追加し、合計6ポイントで申請するのが一般的なルートでした。
💡 変更後のルート(2026年8月~予定)
| 学歴 | 取得ポイント | 必要な追加ポイント |
| 修士号(Master Level 9) | 6ポイント | 0ポイント! |
この変更により、ニュージーランドで修士号(Master Level 9)を取得すれば、なんと一気に6ポイントが取得できるようになります。
つまり、規定の条件を満たした仕事を見つけさえすれば、コース終了後、すぐに永住権申請のチャンスが生まれることになるのです!
🎓 学士号(Bachelor)のポイントも大幅アップ!
さらに、ニュージーランドでの学士号(Bachelor Level 7)取得についても、これまで3ポイントだったのが、5ポイントに上がる予定です。こちらも永住権を目指す方にとっては大きな追い風となります。
現地で既に起きている動きは?
この発表を受け、ニュージーランドの教育機関や留学業界は既に動き出しています。
1. 修士号コースへの希望者殺到と「入学制限」
先日、とある私立の専門学校から、2025年11月開始の修士号コースに関して「入学枠を制限する」という連絡がありました。
問い合わせや入学希望が殺到していることが理由ですが、「クラスが大きくなりすぎて教育の質を落としたくない」という学校側の意向があるようです。この発表で、修士号のコースがいかに学生の関心を集めているかが分かります。
2. 学校側の「修士号コース」新設・プロモーション強化
大学や公立・私立の専門学校が開催するオンラインセミナー(Webinar)のほとんどが、今や修士号コースに関する内容に集中しています。
各学校が、この移民局の発表を強く意識し、2026年に向けた修士号コースの新規開講やプロモーションを急ピッチで進めている状況です。
3. エージェント間での「修士号」トレンド
中国やインドなど、永住権を目的とした留学生が多い国のエージェントや移民アドバイザーと話していても、留学を経て永住権を目指す方のトレンドは、修士号コース就学へとシフトしているようです。
この大きな変更を機に、永住権を目指す方々が、非常に早い速度で修士号コースの就学を目指すことが予想されます。
🧐 修士号(Master)留学、あなたの疑問にお答えします!
「修士号での就学」と聞いても、具体的にイメージが湧かない方も多いでしょう。
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必要な英語力は?(IELTS $6.5 以上が目安)
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学問的なバックグラウンドは必要?
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留学・就学にかかる費用は?
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期間はどれくらい?(多くは1年〜2年)
など、不明点や不安は尽きないかと思います。
永住権申請への向けての道に変更が起きている今、これをチャンスとして逃さないためにも、一人ひとりに合った最適な留学プランを立てることが重要です。
ニュージーランド留学情報センターでは、今まで多くの学生さんの大学院コース入学のお世話をしてきた経験を活かし、あなたの英語力、キャリア、予算に合わせて、夢への道のりをトータルでサポートします!永住権申請を視野に入れた留学を考えている方、お気軽にご相談ください。