TAX Return (タックスリターン)について
ワーキングホリデーや学生ビザでアルバイトをし、ニュージーランド国内で収入を得た人は、雇用主から給料を貰う時に必ずPAYEという所得税を差し引かれています。雇用主はそのPAYEを税務署に納めています。雇用主が会社で決まったレートでPAYEを計算している場合、最終的に計算したときに本来の金額と違う場合があります。その差額を計算し、税務署に請求(もしくは納付)するのが、タックスリターンです。多く払っていた場合は還付がありますが、逆に少なく払っていた場合は支払わなくては行けない事もありますので注意が必要です。
TAX Return (タックスリターン)とは
- NZで仕事をし、収入から所得税を払った方の年末調整のようなものです。
- 所得税率は累進課税です。$14000までは10.5%、$48000までは17.5%です。
- 申請はIR3の書類と共に、税務署に提出します。
- 支払った税金が全額戻る訳ではありません。正確な税金を計算し、差額分だけが戻るという意味です。
TAX Return (タックスリターン)申請方法
- 必要書類:パスポート/IRD番号/出国用チケット/銀行口座
- 分からない方は給料明細を元に税務署にご相談下さい。
- 自分でIR3の書類を用意し、税務署に申告する。税務署の住所などはIRDのサイトをご覧下さい。
- Tax Agentに依頼し、代行してもらう。通常は有料になります。
TAX Return (タックスリターン)還付金の受け取り方法
- NZの銀行口座に振り込みされる。→日本でも使える銀行カードだと日本のATMで下ろす事ができるかも。
- 日本に小切手を送ってもらう。→日本でNZドルの小切手を両替するのは煩雑で、あまりお勧めいたしません。
- Tax Agent経由で国際送金してもらう。→Agent手数料、銀行手数料、為替レートなどを考えるとあまり現実ではありません。
TAX Return (タックスリターン)注意事項
- 雇用主が正確な所得税を差し引いていた場合はほとんど還付はありません。また、追加支払いになる場合もあります。
- 帰国時には必ず帰国の手続き(IRD番号抹消)をしましょう。日本や登録住所まで督促状が届きます。
- 悪徳な雇用主では税務署に税金を納めていない雇用主もいます。ご注意下さい。