IELTSより受けやすい?ピアソンの英語テスト – その1

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IELTSより受けやすい?ピアソンの英語テスト – その1

ニュージーランドで専門コースで勉強したり、大学に入学したり、永住権申請を希望したりする場合に避けて通れないのが英語力の証明。そして、このPTE Academicはその為の公式英語テストの一つです。ニュージーランドでは長らくIELTSが最も知名度があり、語学学校にて準備コースも開講されているため、受験者も多く人気がありました。しかし、公式の英語テストはIELTSだけではありません。本日は、オーストラリアを中心に受験者数を延ばしている、ピアソンの英語テスト(PTE Academic)についてご紹介します。

2009年から始まったPTE Academicは徐々に世界中で知名度も上がって来ています。IELTSと比べると大きな違いは以下の様な点になります。

PTE AcademicとIELTSの違いは?

テスト申し込みについて

  • 登録と申し込みは全てオンラインで、最短では24時間前までの申し込みも可能(申し込みは数週間から数ヶ月前が理想的)
  • テストの受験日も非常に多い(IELTSは年間約48回)
  • 受験料はNZ$385.00(IELTSと同額)

テストについて

  • テストは1日、3時間で終了(IELTSはSpeakingの都合により2日に渡る事も)
  • テストは3つの分野に分けられている、Speaking & Writing, Reading, Listening (IELTSは4つに分かられている)
  • コンピュターで受験して、コンピュター(AI)が採点する。Speakingもコンピュータに向かって話す(IELTSは紙での受験も可能。Speakingは試験官と対面式)

テスト結果について

  • テストの結果が出るのは5営業日と非常に早い(IELTSは約2週間)
  • テストの結果は10-90点で判定される。結果詳細は受験者のスキルがグラフで示されるため、自分が出来ていなかった分野が一目瞭然。次回に向けて準備が出来る。(IELTSはスコアの連絡があるだけ)

以下がテスト結果の通知表です。

ちなみにIELTSとのスコアの換算は以下の様になります。

テストの出題形式もIELTSとは違います。スコア取得には基礎的な英語力は欠かせないのはもちろんですが、PTE Academicのテスト形式に慣れる必要があります。最近はIELTSもコンピュター受験が始まっていますが、Speakingもコンピューターに向かって行うのはIELTSとは異なる点ですね。

残念ながらオークランドではPTE Academicの準備コースは余りなく、コースがあっても受講者数が少なく結局コースが開講されなかったり、中止になってしまう事も多いです。現在(2020年7月)、オークランドにある学校では殆どの学校では準備コースを開講をしていませんが、そんな中で、PolytechinicのNorth Tecが夜間の8週間のコースを開講しています。次回は、Northe TecのPTE Academic Preparation Courseについてご紹介します。