ニュージーランド親子留学体験談  
 
英語学校+現地高校や中学校、小学校
E.K家族さん、お母さんと4人のお子さんの体験談1 体験談2→




06年4月にタラナキ山をバックに

●親子留学を希望した理由
長男15才、二男13才、長女10才、三男8才の4人の子供と私の5人で、ニュージーランド、オークランドの東に位置するホウイックという町にやってきました。短期間ではなく、数年間の長期留学を希望していました。小学校と高校の手続きやさまざまな細かいことで、ニュージーランド留学情報センターにはたいへんお世話になりました。

●留学計画

  4月〜 7月〜 翌年1月〜
長男15才(高1) 英語学校3ヶ月+
独自ホームステイ
カレッジ Y11 カレッジ Y12
次男13才(中2) 英語学校3ヶ月+
独自ホームステイ
カレッジ Y9 カレッジ Y10
長女10才(小5) プライマリー Y6
母親とホームステイ
  インターミディエート Y7
三男8才(小3) プライマリー Y4
母親とホームステイ
  プライマリー Y5

● 家族留学のきっかけ
長男が高校進学の時期でした。私たち夫婦は以前から子供達には高校留学させたいと思っていました。国際社会が急速に進んでいます。そのような情勢の中、国際性を身につけさせたい、というのが一番のきっかけでした。

2番目は、国際社会が進む中で、島国日本の国際性は言葉が大きな壁となっています。言語習得は10才までに始めなければとか、いや日本語の基礎がしっかり固まってからするべきだとか、色々な意見があります。しかし、早いにこしたことはないというのが私たちの意見でした。そして、英語を頭でなく体で覚えさせたい。それには海外に出るのが手っ取り早いということで、思い切って実現させました。

上の二人の子供は日本語の基礎のうえに少し英文法を学んでいたところで、英語を学んでいくことになりました。下の二人は日本語も英語も文法を習っていないところで、いきなり英語にふれていきました。

もう一つの理由は、日本の教育政策がどうも一貫性がないということです。ゆとり教育が導入されたかと思えば、学力低下が指摘され、それでまた、方向が変わりそうな雰囲気でした。また、日本の公立の学校は個性尊重が重視されてきながら、管理主義的なところが昔とあまり変わっていないような感じがしていました。高校生からではなく小中学生のうちからのびのびと勉強させたい。それが下の子供達もみないっしょに留学を考えた理由です。

●出発前の準備
ニュージーランドでは、中学二年生からカレッジに5年間通いますが、まずは長男、二男のカレッジ探しから始めました。しかし、二人の小学生の学校選びも含めて、土地勘がない私たちは行き詰まっていました。

そんなときに、インターネットでニュージーランド留学情報センターのことを知りました。治安が良い地域にあって、留学生の受け入れのお世話が行き届いているオワイロアプライマリースクール(http://www.owairoa.school.nz/)をまず紹介してもらい、それから話がとんとん進んでいきました。

そこに近いカレッジを二つ紹介してもらい、そのなかでホウイックカレッジ(http://www.howickcollege.school.nz/)を選びました。この国では、普通高校、商業高校、工業高校などの区別はないようで、どの高校でもたくさんの教科科目の中から自分の興味のある教科科目、自分の進路に必要な教科科目を選びます。実技がしたいなら自分に合った実技科目を選ぶ仕組みになっているようです。

ところで、上の二人はホウイックカレッジに直接入学したわけではありません。ニュージーランド留学センターのホームぺージに、カレッジに入学する前に語学学校に通って、勉強のやり方などを学んでおく方が、遠回りではあるが効果的。とあったので、語学学校の紹介をお願いし、3ヶ月間通わせました。語学学校はオークランドシテイの周辺にかたまっていて、ホウイックからかなり遠かったし、現地の家庭でホームステイすることは英語の習得の上でも、ここの生活に早くなじむという点でもメリットがあると考えて、3ヶ月間私とは別のホームステイのアレンジもお願いしました。

●英語環境
四人ともここに来る1年〜2年、英会話に通わせました。しかし、留学を目標に通っていたわけではありませんでした。英会話は子供のうちから身につけさせたい。といった程度でした。

 ただ、全くやらずに留学するより、親しみ程度でも英語にふれて留学して、やはり良かったなあと思います。ここに来て一年以上になりますが、子供は順応が早いです。特に、長男は日本で3年間、英語、英文法を習っていたので、最初から習得が早かったように思います。二男は1年だけしか英文法に親しんでいなかったので、最初は苦労しました。また、自分の意志より親の意志で兄の留学に合わせて留学したようなものでしたから、環境の変化で戸惑いも大きかったようです。

 小学生の二人については、リスニング力はかなりつきました。映画やアニメを見て、だいたい筋がわかるようになっています。会話力は、積極的な長女が一番でしょうか。母国語でも、男の子と女の子を比べると、おしゃべりな女の子の方が一般的に上。つまり、どれだけおしゃべりか、それと、どれだけ積極的であるかが影響するようです。

●気づいたこと、感想など
・長男の感想から
 会話でたいへんだと感じたことは、話しかけるとき、相手の名前を呼ばなければならない点です。英語ではあいさつや会話で名前を呼ぶ機会が多いです。「Hello, Ken.」というかんじです。漢字で憶えると記憶できるのに、英語の名前は漢字に置き換えにくく憶えるのに苦労します。土地の名前も同じで、メモしておかないと、いざというとき思い出さなくて本当にあせってしまいます。

・二男の感想から
  日本人はセンテンスの内容が、YesかNoで答えますが、英語では、動詞の意味に対して、YesならYes。NoならNoと答えるところが違います。たとえば、ある日のディナーの時、「日本ではフォークやスプーンを使わないの?」と質問されました。「いや、使うよ。」と答えたいのに、思わず「No」と答えてしまいました。否定の質問を受けたときは注意しなければいけないなあ。わかっているのに、ついつい首を横に振ってしまうのです。しかし、この国の人は慣れたもので、アジア人と話すときは否定疑問文のあと混乱するらしく、大切な場面では何度も念をおしてくれます。

  長女と三男と私も、最初の2週間はホームステイしました。長女は同じプライマリーに通う二人姉妹の家庭、三男と私は同じ年頃の男の子の家庭にそれぞれホームステイさせてもらいました。

・娘の感想から
 ひとりでホームステイすることが、やはり不安で心配でした。実際に2週間過ごしてみて、英語が理解できないこと、聞かれてもなんと答えて良いかわからないことが一番困りました。日本で英会話を習っていたけれど、ここに来てとても難しいことに気づきました。しゃべれないから部屋に閉じこもっていると心配されるので、それも困りました。

   けれども、ホームステイの姉妹がたくさんの友達を紹介してくれたのは良かったです。友達の輪が広がって、学校になれて来るにつれ、さらに輪が広がっていくような感じです。また、ピアノやリコーダーを弾いてみせるとすごく感動されて、教えてあげるとまた喜ばれました。折り紙もいろいろ折って教えてあげると、とても喜ばれたのでうれしかったです。

持っていって良かった物
国際化に伴い、都道府県、市町村の観光案内に英語のパンフレットが用意してあることが多いです。これがホームステイ先で自分のふるさとを紹介する際に役に立ちました。また、お金がかからず喜ばれた物は、江戸時代浮世絵のカレンダーでした。100円ショップで買ったとは思えないくらい、ちゃんとしたものでした。

小学校の教育について
この小学校では、スペリング、算数などにレベルがあって、子供たちはレベル1から順に試験を受けていきます。そのレベルのテストを受けてクリアしていくとレベルが上がっていくようになっています。子供たちは自分のレベルアップを目指してがんばっています。
小学校の宿題は一週間分が月曜日に出され、金曜日に提出するという形になっています。一週間の課題として、例えば「北京オリンピック」に関連して、中国の文化や社会を調べてくるものでした。毎日の課題としては算数のプリントや自分のレベルに応じたスペリングの練習、本読み20分以上などです。けっこうな量です。しかし、土日は宿題なし。元気を回復して来週に備える。リフレッシュです。

さて、今年5月に小学校の行事でカワウアイランドという所にキャンプに行きました。秋の終わりで少し寒かったですが、自然がとても美しかったそうです。日本の小学校でも2泊3日ぐらいで研修旅行がありますが、一週間と長期でした。

キャンプから帰って今、毎日キャンプスピーチの原稿を書いたり、発表の練習をしたりしています。キャンプの思い出のなかで、ひとつ俳句にかいてくる宿題がでました。海外でそれも小学生が日本の俳句を英語で作るなんて驚きました。日本の文化がここにあることに喜びを感じましたが、季節の言葉を入れて、5、7、5の音節で俳句を作るのはけっこう難しかったです。

最後に
ここに来て一年以上になりますが、日本にいる主人の支えがあってこそ、ここで精一杯頑張れる事をいまさらながら感じています。メールで連絡を取り合ったり、映像チャットで話をしたり、遠い距離を縮めてくれる利器がある今の時代にこそ、実現できたと思います。学校の問題やアフタースクール、ホリデイの出来事など、毎日のように何かしら問題が生じるのです。

ニュージーランド留学情報センターの担当の方には、ここにつく寸前までメールで問い合わせをしてたいへんお世話になりました。疑問やどうして良いかわからないことが次から次にでてきたことを思い出します。そのたびにメールで問い合わせをしました。丁寧に返信してもらい、ひとつひとつ解決していくことができました。学校案内からすべての細かい手続きを良心的にしていただき、感謝してもし足りません。かかったのは入国後のお世話代だけでした。ほんとうにありがとうございました。

追記(2008年1月9日)
引き続きニュージーランドに滞在しています。家族で協力して、ホームページを立ち上げました。楽しかったことや失敗したこと、体験談をまとめています。皆さんの親子留学への夢へ少しでも力になれると幸いです。
http://homepages.ihug.co.nz/ ̄kazuto-kora/

<ニュージーランド留学情報センターより一言>
お子様4名をつれての海外留学。考えただけでも大変ですが、それを実行されているEK家族の皆さんには感服します。何事もチャレンジ精神のお母さんだから出来ることですね。少しでもお力になれて、良かったです。


さて、EKさんは2008年末に日本に帰国いたしました。日本に帰ってからの感想も手記して頂きましたので、体験談第2弾も合わせてお楽しみ下さい。こちら→


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